チック症の中でも、症状が1年以上続く慢性チック症やトゥレット症では、ADHDや自閉スペクトラム症、強迫症が併存しやすいことが知られています。

報告により数字に差異はありますが、トゥレット症におけるADHDは30-50%、OCDは20-40%の頻度で併存すると報告されています。

さらにこれらに比べると頻度は下がりますが、不安症や気分変調症(抑うつ)などの精神疾患が生じることもあります。いずれも、お子さまの自尊心や生活の質(QOL)に影響を与えるものですので、症状が長く続く場合は、早めの医療機関の受診が望ましいでしょう。

チック症やこれらの併存症は、小児神経科医や児童精神科医が診療を得意とする疾患ですので、日本トゥレット協会などのサイト(下記外部リンク)を参照に受診されることをおすすめします。

https://tourette-japan.org/%e5%8c%bb%e7%99%82%e6%a9%9f%e9%96%a2/